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NISA口座の『ロールオーバー』とは?仕組みと手続き、注意点について(2019年~2023年まで)

2019年からNISA口座で最初のロールオーバーがはじまります。

ロールオーバーとは、NISA枠で保有している株をそのまま延長して持ち続けることです。

NISA枠で買った株は最大5年間までしか保有し続けることができない決まりですが、ロールオーバーすることでそのままNISA預かりとして持ち続けることができます。

 

なお、今回の話は2014年からNISA預かりの株を保有し続けている方が対象の話題となります。

  • NISAで株を買っているけど2015年以降に始めた
  • 2014年からNISAで株を買っているけど、当時買った銘柄はすでに売却済みだ
  • そもそもNISA口座を開設していない

という方は対象ではないのでスルーしてください。

NISAは本来、最大5年までしか保有できない

NISAが始まったばかりの2014年にNISA枠で株を購入し2018年まで5年間持ち続けていた投資家は、本来であれば期限の5年が過ぎてしまうので2018年中に売却などの手続をとらなければなりません。

しかし利益が出てる銘柄や長期保有し続けたい銘柄は、できれば手放したくないですよね。そこでロールオーバーの出番です。

2019年以降もその株をNISA枠で保有し続けたい場合には、ロールオーバー(引継ぎ)することで新たに5年間期限を延長することができ、今後も保有し続けることができます。

 

2014年からNISA枠で持ち続けている株をロールオーバーしない場合は、証券会社にもよりますが課税口座(特定口座、一般口座)へ移管して保有し続けるか、もしくは売却して利益(損失)を確定することになります。

課税口座へ移管した場合は、2019年以降はその株から発生した配当金や値上がり益には通常通り課税されることになります。

引き継ぐ金額によってNISA枠を有効に使える

2014年からNISA枠で持ち続けている株をロールオーバーする場合、2019年分のNISA枠を消費することになります。

引継ぐ株の評価額が100万円だった場合、2019年のNISA枠(最大120万円)のうち100万円分をロールオーバーに利用。残りは20万円分になり、「新たに買えるのは20万円分のみ」 といった具合です。

 

2019年分のNISA枠がどれくらい利用できるかは、2014年からNISA預かりで保有している銘柄の含み損益によって変わってきます。

ロールオーバー時の時価評価額は、2018年末時点の株価で計算します。

含み益がある場合

2014年にNISA枠を使い100万円で買った株が今では150万円に値上がりしている場合、150万円分全額をロールオーバーできます。

NISA枠は本来であれば120万円という上限がありますが、含み益でハミ出した30万円分はノーカウントとなり、ロールオーバーの場合に限って120万円の上限を超えていてもそのまま保有し続けられるわけです。

ただしこの場合、新たな買い付けはできません。

値動きがほとんどなかった場合

2014年に100万円で買った株がほとんど値動きせず今も100万円のままだった場合は、ロールオーバー後も2019年の残りのNISA枠で新たな買い付けが可能です。

この場合、

  • NISAの上限120万円-現在の評価額100万円=20万円分

となり、2019年の残りのNISA枠は20万円分になります。

含み損の場合

2014年に100万円で買った株が値下がりして今では50万円にまで下がってしまった場合、ロールオーバー後は2019年の残りのNISA枠が

  • NISAの上限120万円-現在の評価額50万円=70万円

となり、2019年はNISA枠であと70万円分の新規買付が可能です。

 

ロールオーバーの注意点

ロールオーバーができるのは、2014年にNISA口座を開設していた証券会社と今でも同じ証券会社を使っている場合に限ります。

NISA口座は途中で別の証券会社に変更することができますが、途中から別の証券会社に変更してしまった場合はロールオーバーが利用できません。

 

また、2018年の年末に権利確定する銘柄の場合、配当金の振り込みは2019年の3月ころからの開始となります。

2014年のNISA枠で権利確定した銘柄をロールオーバーしなかった場合、来年振り込まれる配当金には通常通り課税されることになりますので間違えないようにしてください。

 

ロールオーバーの注意点や必要な手続きは、各証券会社によっても若干違います。詳細はNISA口座を開設している証券会社でご確認ください。

 

長期保有者はロールオーバーの仕組みを理解しておく

今後は毎年年末になるとロールオーバーのことが話題になると思われます。

  • 2014年からNISAで保有している銘柄→2018年に期限を迎える
  • 2015年からNISAで保有している銘柄→2019年に期限を迎える
  • 2016年からNISAで保有している銘柄→2020年に期限を迎える
  • 2017年からNISAで保有している銘柄→2021年に期限を迎える
  • 2018年からNISAで保有している銘柄→2022年に期限を迎える

となるからです。

2019年から買った分はNISAでの新規買付制度が2023年に終了するため、ロールオーバーについて知る必要はありません。

 

なお、2018年にNISA枠で株を買って長期保有する予定の方は、2022年末にロールオーバーで悩むことになります。

2022年までに売却してしまう場合は悩まなくても済みますが、配当金や値上がり益目的でNISA預かりの銘柄を長期保有する方は、ロールオーバーの知識を持っておくと良いです。私も長期保有する予定の銘柄があったので慌てて調べました。

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