【優待トラップ】株主優待で得しようとして逆に損をしてしまう方法(湖池屋高級ポテチ、高級クオカード、高級米など)

株主優待 トラップ


株主優待を実質タダで手に入れる方法として「優待クロス(つなぎ売り)」という手法があります。

現物株の保有と同時に空売りをすることで株価変動リスクをなくし、株主優待を効率よくゲットする方法です。

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優待クロスをすると基本的には低リスクで株主優待が手に入るのですが、人気銘柄の場合には逆日歩(ぎゃくひぶ)という特別なペナルティがかかることがあるので注意が必要です。

株主優待をお得にゲットするはずが「逆日歩のせいで逆に損をしてしまう」という可能性があります。

 

逆日歩ってなに?

制度信用取引において、売り手が買い手に支払うコストのことです。株を売るためには機関投資家などから株式を調達する必要があり、その株の貸し手に支払う調達コストを意味します。特に人気の株主優待を発行している企業の場合、権利付最終日に向けてツナギ売り(優待クロス)したい人が増えてくるので株式の調達が難しくなる場合があります。そういう場合に、需要と供給の関係で調達コストが上がります。つまり株式を借りてくるためのコストが上がるということです。これが制度信用取引で売建する投資家にまで直接的に及ぶものが「逆日歩」です。

逆日歩は「1株あたり1日につき○銭」とかかりますので、100株単元の銘柄に50銭ついた場合、売建てている投資家は100株で1日につき50円の逆日歩を支払うこととなります。また、逆日歩がいくら必要か実際に分かるのは取引を行った翌営業日となり、制度信用で売建てた場合、逆日歩がいくらかかるのか分からない状態で取引を行うことになります。逆日歩は状況次第で高額となる場合もあり、株主優待のメリットが吹き飛ぶほどの負担となる可能性もあるので注意が必要です。そのため優待狙いのツナギ売りでは、逆日歩がかからない一般信用で取引を行うのが、リスク回避の大きなポイントとなります。

カブドットコム証券から

12月末の権利確定銘柄は逆日歩が高額になりやすい

逆日歩は株式市場が休日の間にも加算されるため、年末年始を挟む場合は特に注意が必要です。

 

2018年の場合は、12月25日が権利付き最終売買日なのでこの日に株を買い、実際に株が受け渡されるのが3日後の12月28日。

株を買った翌日(12月26日)にすぐに売ったとしても、実際に株を手放したことになるのは年末年始を挟んだ大発会(1月4日)になります。

 

12月28日~1月3日までの7日間は書類上では株を持っていることになるため、12月25日に買って翌26日に売ったとしても、逆日歩は7日分付くことになります。

 

12月25日の逆日歩ランキングを見ると、12月25日時点の逆日歩上位銘柄は以下のようになっていました。

 

逆日歩ランキング 12月 優待

12月末の権利確定日(12月25日)における逆日歩ランキング

 

優待内容と逆日歩の関係を調べてみると・・・

  • 日本エスコン:クオカード1,000円。権利確定が6月末なこと、1年以上の継続保有者のみが貰えことから優待トラップとは無関係。
  • 湖池屋2,500円相当の自社商品。100株の保有逆日歩5万8,240円かかるので優待トラップ。
  • きちり:3,000円分の優待券。100株の保有逆日歩が4480円かかるので優待トラップ。
  • アマナ:お米2キロ(1,600円相当)。100株の保有逆日歩が4480円かかるので優待トラップ。
  • フルテック:クオカード1,000円。100株の保有逆日歩が6,300円かかるので優待トラップ。
  • 多木化学:クオカード1,000円。100株の保有逆日歩3万5,000円がかかるので優待トラップ。

となっています。

 

湖池屋の高級ポテチ

中でも湖池屋(2226)は自社商品ということで人気があり、毎年のように優待トラップに引っかかる人が発生。

2,500円相当のお菓子のために5万円も損をしていることになるため、湖池屋株主優待”高級ポテチ”などと呼ばれています。

 

全力株2階建てさんは毎年のようにネタにされていますね。

 

2019年のゴールデンウィークは要注意

高級ポテチのように「優待で得しようとしたら逆に損をしてしまう」可能性は他の銘柄でも起こりえます。

2019年の4月末は新天皇即位に伴う連休が発生するため、4月末日に権利確定する銘柄では注意が必要です。

なんと4月末の権利確定日(4月23日)に人気銘柄を優待クロスした場合、11日分もの逆日歩が発生することになります。

 

優待トラップに気を付けよう

以上のように株主優待銘柄をクロス取引(両建て)する場合には注意が必要です。

  • 現物と空売りで両建てをしなくても済むように、なるべく安い時期に現物株だけを買う(クロス取引をしない)
  • 空売りをする場合は逆日歩がかからない”一般信用”を使う(逆日歩信用取引のうち”制度信用”にのみ課金されるから)
  • 逆日歩が付きそうか予め調べておく(高額になりそうな人気銘柄は避ける)

など、対策を取る必要があります。

 

株主優待をもらって得をしようとしたのに逆に損をしてしまった」なんてことにならないように気を付けたいですね。

 

参考リンク:

優待株の基本的な買い方はこちらをご参考にどうぞ。買った株が値下がりするリスクを負う代わりに、クロス取引をしないので逆日歩のリスクを無くせます。

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